Lighthouseを見た博士課程学生の感想

Netfilxで「Lighthouse」をみた

星野源とオードリー若林のトークバラエティ「Lighthouse」を最終話まで見た. 率直な感想として,頭がぼーっとするけど心がふわっと軽くなる不思議な感覚を得た. なぜか救われた気持ちになる,そういった感想だ.

なんでなのだろうかと考えてみた.おそらく,二人の経験及びそれに対する感情と,自分の今の立ち位置を照らし合わせた時に,今の自分がやっていることが悪いと決めつけられないことに,安心を得たんだと思う. 二人は20代に挑戦(演劇またはお笑い)をしていたが,周囲の社会人となった友人と比べて,自分の挑戦は本当にやりたいことなのか,それが幸せなのかわからない時期があったみたいだ.羨みや妬み,悔しさに塗れながらも,自分の挑戦を疑わない努力をしながら進んでいたようである.結果として,その挑戦は現在の彼らに繋がったのだった.この話がすごい,なんだろうか,自分に安心を与える.

今の自分は博士課程というマイノリティな存在になっている.そもそもこの挑戦は,自分がふと感じたやりたいという気持ちから生まれた.だけども,この「やりたい」気持ちを常に疑ってしまう.多数の同年代の人間は社会人になっている.給料ももらってる,福利厚生もある,社会経験を得ている.だけど自分にはない.この不安が苦しい.自分から生まれた「やりたい」という純粋で幸せな感情が,周囲との比較によって出てきてしまう羨みで曇らせられてしまう.この羨みは,今の自分の足をしつこく引っ張ってきて,いつも僕は息を切らした状態で進まなければならない.本当に苦しいんだ,

だけど彼らの話を聞くと,今の自分が感じてる感情が共有されたような感覚を得た.なぜか自分の感情に彼らが共感してくれているように感じた.それが,とにかく嬉しかった. Lighthouse,灯台という意味らしい.番組内でも言われていたが,彼らの存在はまさしく自分のような経験をしている人にとって灯台のようなものなんだと思う.

第三話のEnding曲である「仲間はずれ」の歌詞にもあるが,誰も踏み入れていたに未開の真っ暗闇な道を進んだ末に,自分がそこで灯台となって人を導く,彼らのような存在は非常に尊敬している.

終わりに

なんか彼らの信者みたいな文章を書いてしまった(笑) 彼らの言葉が信じられないほど心に刺さってしまったからだと思う.

自分の今やっていることが,いいことであるのかわからないけど,やりたいという心を信じて頑張っていこうと思った.