正月すっ飛ばしバグ

明けましておめでとうございます. 今年もよろしくお願いします. いや,一月終わるの早すぎる,と言う心境です.

毎年,1~3月は一瞬で終わってしまうのは気のせいでしょうか. この時期はなぜか予定が詰まってしまう.正月休みが終わって寒い寒いいってたら一瞬で桜が咲いてしまう.

さて,博士課程一年目も終わりを迎えてきた.再来月からは二年目になる. 博士課程にきてよかったかなと自問してみるけど,よかったなと思う.これは素直な気持ちだ. 確かに,この一年目は本当に辛かった.研究室新体制とテーマ決め,4/5月は,大袈裟ではなく死にそうになっていた. 6月からは,新体制に慣れ始めて,運よくテーマの種を見つけられたものだから,なんとかなった.むかつく日は何日もあったけど,やめたいと思わなかった.なぜなら楽しかったからだ.

なぜ楽しかったのだろう.それは,自分の成長を直に感じ取ったからだなと思っている.一年前の自分になかったもの,考察力・知識・実験手法などなど挙げられる.一番は,思考力だと思う.ものを頭で整理して,結論を出す力が格段に上がったと思う.これまでは,実験結果を出してそれを考察する中で,色々な発想や意見を頭の中でごちゃごちゃにめぐらせてしまったから,ぐずぐず考える癖があった.だけど,今は少し違う.考察をプロセス立ててできるようになり,結論を出せるようになったのかなっと思う.「過去の自分のデータと参照してみて何か言えないか」「既報の論文と何が違うのか」などなど,多角的に結果を見れるようになった.そこから,いろんな発想が生まれるようになり,自分の研究をいかに面白くさせるか,と言う姿勢が強くなったと感じる.要は前向きになったのだ.

前向きに活動することは,気持ちを豊かにすると考えられる.なんだかこの頃,調子がいい.新しいことがどんどん見つかって気持ちがいいんだ.

しかし,楽しいのも束の間,就職活動の時期がやってくる.自分は一体どこに行きたいのか,まだわからない. 父親は,職種にこだわる必要はない.自分のやりたい事を考えて,それに近い仕事に行けばいいんだよ,と言っていた. 自分のやりたいことって,はっきり「これ」と答えられるだろうか.今は答えられない.さあ,大変だ.

自分は何をやりたいのか,真剣に向き合うことから逃げちゃダメだ.修士課程では逃げてしまったのだから,今度こそ向き合わなきゃ. これからさらに忙しくなってくるだろうが,自分のことを理解する努力を怠らないようにしよう.