目まぐるしい

12月はもう半分も過ぎてしまった.2024年にはあと2週間でたどり着いてしまう.

ここ半月はとても忙しかった.忙しいというのはもちろん研究室のことだ. まず,学生実習のTAがあった.実習の内容は去年から一新されて,全く違うものだった.というのも,私の研究室は昨年度教授が退職されたことから,全く別の分野(わかる人がいればいいが,有機系から生物系)になったからだ.この分野は自分の専門ではあるからなんとかなったものの,新しくなった実習内容を学生に教えること,何よりも研究室の学生に教えることが大変だった.

自分のブログなので苦労自慢をさせて欲しい.私は研究室の学生の中で最高学年であり,実習内容を学生に理解させることが仕事だった.実習の2週間前までに,実習内容や材料が適切か検討するためプレ実験を数人の学生と協力して行い,二週間前からは学生で模擬的に実習を行った.実際の実験を研究室学生だけでやり,プレ 実験通りに行くか,詰めきれてないことはあるかを考えるためだ.その工程が,なかなか大変だった. 最高学年ということから,頼れる先がない.頼りたい,という気持ちはそこまでなかったものの,ここまで責任がかかってくると,自ずとプレッシャーを感じてしまう.「自分がやらなきゃ」と,この気持ちがとても邪魔だった.

幸い,私は後輩に頼る(甘えるの間違いか??)のは苦手ではなかったためなんとかなった.これまで後輩と築いた関係性があって,後輩にあれこれを指示することに抵抗が少ないのだ.これこそがなんとかなった理由だったと思う.実際の実習でも,トラブルを最小限に抑えて,ほぼ完璧にできたんじゃないかと思ってる.本当によかった.辛いと思った時があったが,まあ,なんとかなるものだと.そして,なかなか良い達成感を得られた,またチーム全体で協力した一体感を感じられた.結果としては,良い経験なのかなと思った.

この半月を通して,チームを牽引する上で重要かと思ったことは,チームメイトに頼ることだなと思った.「自分がやらなきゃ」「自分が全部まとめなきゃ」という感情はよくない.チームに課せられたものを自分一人では解決することは絶対できないことだ.何より,もがき苦しんでるリーダーを見てチームメイトはやる気出てくるんだろうか.「大丈夫かな」「無理してないかな」という心配の感情が出てしまい,問題解決に気を配れなくなるのかなと.そんなことを思った.一人でもがきくるしむリーダーより,チームメイトにすぐ甘えてくるけどまとめる時はまとめるリーダー,こっちの方がいいんじゃないかと.

なんだか,リーダーシップ論みたいになってしまって,何を書いているんだって感じだけど,これが素直に思ったことだから,書き残しておいた. なお実習期間中ももちろん実験しており,絶賛頭がパンク状態である.ダメだりゃ.でも,充実してるなって思う.

残り半月だが,まだまだ博士課程は始まったばかりだと思う.この頃研究の種が見つかってきている.これを発展させる能力を築き上げたいなと.今日この頃の私でした.