一歩前進 これが本当に嬉しい

心の底から嬉しいこと

自分の仮説が指導教官に通った. 研究室に配属されて以来3年,初めての出来事だ.

これまで,実験計画を教官に提案しても,ことごとく論破されて却下されていた. その都度,先生の提案をもらってそれに従っていた.これが修士までの自分だ.

だが,博士課程にもなると,先生の言いなりでは成長できない. 自分の意見を通す,先生を納得させ,面白いと思わせる仮説を提示することが,第一の目標だった.

しかしながら,この二ヶ月間はうまくいかなかった,頭を捻って捻って捻って捻って捻りつくしてようやく出した仮説も,何度も何度も教官に却下されていた. 当たって砕けてを繰り返して,自分はセンスがないんじゃないか,頭がたりないんじゃないかと,マイナスに向かってしまう一方だった. だけども,ここでやめたら負けだと思って,粘り強く論文を読んで,自分の研究の糸口を探し,ようやく「これだ」と思えるものを見つけた. それを今日,先生に見せたら,「やっと出してきたね」と褒めてもらえた(まあ,上から目線で言われて少し腹は立ったけど).

これが悔しいのだけど,ほんとに嬉しい... まだ実験に移行していないのに. ようやく,自立した研究者のスタート地点に立てたのかなって思う. ほんとに,嬉しい...

こっから頑張ろう.先生に認めてもらえた仮説を意地でも立証して,見せつけてやろう. それではまた.